ボーヌ

Beaune

「黄金の丘」と呼ばれる、延々とブドウ畑が続く丘陵地帯の中心地にボ-ヌはあります。
城壁に囲まれた小さな街ですが、比較的穏やかな気候と「ブドウ」という産物に恵まれており街全体に豊かさが感じられます。
ホテル・デュー(神の宿・施設院)は、1443年にブルゴーニュ公国の大法官ニコラ・ロランと彼の妻が創設したもので、貧しい人達に無料で医療を施しました。
入院条件は、貧者である事だけでした。
王侯貴族から寄進されたブドウ園から生産されるワインで維持費を賄っていたという事です。
この病院は、屋根が黄色や赤、茶色とカラフルでブルゴーニュ風の模様を描くようにデザインされており、とてもあでやかな独特な建物をご覧頂く事が出来ます。
今も15世紀当時の病棟がそのまま残されており、当時の教会や病室・厨房・調剤室などを見学する事が出来ます。
展示物では、ロジェ・ヴァイデン作「最後の審判」の装飾屏風で眩いばかりに輝いている素晴らしいフランドル派の細密画がご覧頂けます。

見所

  • 神の宿 (Hotel・Dieu)
  • ワイン市場
  • ワイン博物館
  • マスタード博物館

*栄光の三日間
11月第3日曜を挟んで3日間に渡ってワインのお祭りが行われます
特に日曜に行われるワインのオークションは国際的なもので、世界中のワイン業者がボーヌに集まります