ベルサイユ宮殿


(Chateau de Versailles フランスの栄華の象徴、夢の宮殿)

約400年前、ベルサイユ宮殿はルイ13世が狩りの後休息を取る質素な田舎家にすぎませんでした。
その後、パリを嫌ったルイ14世が、ベルサイユを政治の中心とすべく、約50年の歳月を費やし建設されました。
ルイ14世の「有史以来最も大きく、最も豪華な宮殿を」という考えのもと、この時代のフランスの芸術家達が総力を注ぎ、又日夜何万人という労働者が駆り出され建設に当たりました。
このようにして建設されたベルサイユ宮殿は、1682年からフランス革命勃発迄約1世紀に渡って、フランスの政治、文化、芸術の中心となり、華やかな宮廷文化を生み出します。

革命後、宮殿は放置されましたが、1837年国王ルイ・フィリツプにより美術館として開館されました。

宮殿、庭園、2つの離宮により構成されており、
宮殿ではなんといっても鏡の回廊が見どころです。2007年に改修が終了した、絢爛豪華な舞踏の間です。また、マリー・アントワネットとルイ16世の挙式が行われた『王室礼拝堂』、王と王妃の大居室群などを見学する事ができます。
離宮はグラン・トリアノン、プチ・トリアノンと呼ばれており、王族がプライベートな時間を過ごした場所です。
グラン・トリアノンは優美なイタリア風邸宅で薔薇色の大理石の見事な回廊などもご覧いただけます。革命後は、ナポレオン1世も好んでこちらで暮らしたということです。
プチ・トリアノンは、ルイ16世によりマリー・アントワネットに贈られた離宮で、マリー・アントワネットはこの離宮をこよなく愛し、固苦しい宮殿での生活から抜け出し、こちらで親しい友人達と、安らぎの時間を過ごしたと言われております。

世界中の人々を惹きつけて止まない豪華絢爛な宮殿を見学して頂き、しばしこの宮殿で毎夜のように夜会が開かれ、貴婦人達が裾の長いローブを引きずりながら優雅な生活をしていた時代に思いを馳せて頂くのは如何でしょうか・・・・・・・・

私共のツアーではそのような時間の余裕を持ったスケジュールを立てさせて頂いております。

ベルサイユ宮殿は、庭園と共に1979年にユネスコ世界遺産に登録されました。



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