シャルトル

Chartres

シャルトルは「フランスの穀倉」と呼ばれるボース平野の、ウール川に面した一面の麦畑の中にたたずみ、4世紀より聖母マリア信仰の巡礼の地として栄えた静かな古都です。
観光の中心は、ノートルダム大聖堂とウール川に挟まれた旧市街で、数あるフランス・ゴシッツク様式の聖堂の中でもシャルトルのノートルダム大聖堂はきわめて繊細な表情を持ち乱れのない調和のとれた見事な造りです。
左右比対称な尖塔を持っており、右の鐘塔が12世紀に建てられたロマネスク様式、左が16世紀に再建されたゴシック様式となっております。
また、内部にある172の窓のステンドグラスはほぼ13世紀のまま残っており「シャルトル・ブルー」という言葉を生み出す程、教会内は光を通すと美しいブルーの世界が広がります。
フランスの教会の中で最も古く、数多いステンドグラスのコレクションを有しております。
旧市街は中世の石造りの家と、おとぎ話に出てくるようなかわいらしいルネッツサンス期の木骨造りの家が並んでおり、ノスタルジックな光景をお楽しみいただく事が出来ます。
ローマ帝国支配の時代より宗教的にも重要な都市で古くから司教座が置かれた都市でもあります。
*シャルトルのノートルダム大聖堂は1979年世界遺産に登録されました

見所

  • ノ-トルダム大聖堂 (Cathédorale Notre-Dame)
  • 旧市街
  • ピカシェットの家 (Maison Picassiette)

    ピカシェットとは、食事の時に人の家を訪ねてはご馳走になる人、物をもらい集める人の事をいいます。
    レイモン・イジドールという墓守の仕事をしていた人が、お供えの花・花瓶・お皿等を集め1930年から22年間かけてたった一人でこの家を作りました。
    全て陶器の破片で出来ており、小さなシャペルをはじめシャルトル大聖堂、モン・サン・ミッシェルなどの名だたる教会建築の壁画、エルサレムの情景などキリスト教的な題材が多く使われております
    とってもかわいい、しかも道路から奥まった所にある隠れ家のような家です。

*毎年夏の日没~翌1:00頃まで、光と音にシャルトルの街が飾られるイベント「光のシャルトル」が行われ、大聖堂をはじめ16の建造物などがライトアップされます。