Chateau de Fontainebleau
もともとは、パリの王族がここの森で狩をした時に泊まる小さな家でしたが、フランソワ
1世の時代に宮殿へと姿を変えました。
フランソワ1世からルイ16世まで7代の王が次々と建物を継ぎ足してできたお城で、その積み重ねがこの宮殿をひと際立たせております。フランスで一番大きな宮殿です。
中世封建時代のカペー王朝からナポレオン3世まで、フランスの歴代王の歴史が凝縮されており、またこの間の建築様式をパノラマ式にご覧頂く事ができますが、基調は何と言ってもルネッツサンス様式です。
また、フォンテーヌブロー派の芸術が花開いた宮殿でもあります。
16世紀始め、イタリア戦争でイタリアに入ったフランソワ1世は当時絶頂期にあったイタリア・ルネッツサンス 文化の素晴らしさに魅せられ、アーティスト達をフランスに呼寄せました。レオナルド・ダ・ヴィンチもその中の一人です。彼らの活躍の舞台の一つなったのがこのフォンテーヌブロー宮殿です。ここでイタリア・ルネッサンスの画家に学んだフランス人画家達は「フォンテー不ブロー派」と呼ばれます。
フランス革命後荒廃した宮殿をナポレオン・ボナパルトが自分の権威の象徴にすべく大幅に改装致しました。
現在私達が目にする宮殿はこの当時の姿が中心であります。
この宮殿は自然の魅力豊かな森に囲まれており、ここにも歴代の王がこの宮殿を愛した一因があると思われます。
*フォンテーヌブロー宮殿と庭園は1981年に世界遺産に登録されました
見所
- フランソワ1世の回廊 (Galerie de Furancois 1er)
- 舞踏の間 (Sall de Bal) の壁画、天井画
- 馬蹄形の階段 ナポレオン3世がエルバ島に流される前に近衛兵と別れを告げた所